教師になって四年。JICA青年海外協力隊20年度1次隊として、中米のニカラグアに派遣。活動の様子を伝えていきたいと思います。


by a-ri-sen
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

2009年 06月 16日 ( 2 )

一週間に一回。

前回の最後にイライラ8割、感動2割と書きましたが、

よく他の隊員と話をしていても、イライラすることはよくあると言います。

確かに日本のように仕事が進まないのは当たり前ですが、

そこに、国が抱えている問題があったりすると思うんです。

さて、何によくイライラしているかというと、

・学校に先生が来ないことが多く、一日に一コマは自由時間ができる。
 ひどい時は、7クラス中3クラス来てないとか。

・特別な日があるとすぐに行事がある。先生の集まりもしょっちゅう。
 前に、一週間で1日しかちゃんと授業しなかったことがある。

・先生は授業をするだけで、生徒にわからせようとしない。
 以前言われた言葉。
 「なんで、生徒が解いた問題に点数をつけるだけで、後から間違いをわからせようとしないの?」
 「じゃあ、誰が授業外のお金を払ってくれるんだ。僕たちの仕事は授業をすることだよ。」
 だから、授業をしたらすぐに帰るし。
 子どもがわかっていなくても、子どもや親のせいにするんですよね。

と、まあこんなところです。

何が根本にあるかというと、

学校なのに、すべてにおいて、

生徒のことを見ていない気がするんです。

それが残念で仕方がありません。

と言っても、なかなか自分にできることはないんですがね・・・。


感動する時は、

生徒が、「ケンジこれがわからないから教えてくれ!!」

と言って、授業外の時間に聞きに来てくれる時。

生徒が、「ケンジに助けてもらったからこの前の授業がうまくできたよ。ありがとう!!」

と言って、感謝の言葉を素直に言ってくれる時。

授業の計画を練っている生徒が算数について質問してきて、

「ああ、普段授業でホルマン先生がやっているように教具を作らないといけないよね。」

と、ホルマン先生がおこなっている授業を模範にしてくれた時。

まあ、感動する時は、やっぱり自分のやっていることが

少しでも生徒の中に残っていると確認できた時がほとんどです。
[PR]
by a-ri-sen | 2009-06-16 07:24

公開授業のその後

以前紹介したホルマン先生の生徒への公開授業。

続きがありました。

興味を持ってくれた同じ養成校の先生がその公開授業を見に来ていたんです。
そして、その先生が新しい取り組みとして、
自分の授業に公開授業の方法を取り入れました003.gif

複式学級の授業の仕方を学ぶという目的で
2年生の各学級を複式学級の学校へ連れて行き、
生徒がグループになって、一日のすべての授業を受け持つというものでした。


任地マタガルパは山岳地帯でもあるため、
町を離れると複式学級がたくさんあります。

だけど、

どうやって複式学級で教えればいいのかを
あまり教えてこなかったようなんです。
そこで、授業計画の立て方、授業の仕方を実践的に教えたかったみたいです。


行ったところは、学校からバスで30分。そこから歩いて40分ほど。

まるで、ちょっとした遠足です。

b0127144_7141294.jpg


そこは、1年生から6年生までが一緒に学ぶ複式学級022.gif

一人の先生が各教科、各学年に向けての授業計画を一人で練って、

一人で授業をしているところです。

生徒が考えてきた授業計画で授業を進めていきました。

b0127144_7153466.jpg


まずは、スペイン語の授業。

生徒が自分達で考えて

前回ホルマン先生がやったように、

子ども達一人ひとりのために名札を用意して、

授業中も子ども達への援助を忘れていませんでした003.gif

授業を主に進める生徒は

各学年ごとにやることを指示して歩き、

子ども達は与えられた短い物語を読んだり、教科書を読んだりして、

指示された課題をこなしていきます。

ただ、

1年生は読み書きが十分にできないので

ほぼ、先生役の子がつきっぱなし。

いわく、「1,2年生にはより手をかけないといけない。」と。

授業をしているグループも、担任の先生も

歩き回って、子どもを注意深く助けていました。


ニカラグアでは小学校における、

担任のこういう子どもへの個別の援助が足りないと思っていたので、

良い対応をするなあと感心していました017.gif


まあ、と良かったのはここまで。

30分もすると、

授業をしていないグループは教室外に出て、

しゃべるし、おかしを買うし、ブランコで遊ぶし。

b0127144_720385.jpg



この経験は少しでも生徒の記憶に残るとは思いますが、

本当に前から、学校でおこることは、

イライラ8割、感動2割くらいですかね。

感動があるだけましだと言い聞かせています。
[PR]
by a-ri-sen | 2009-06-16 07:21