「ほっ」と。キャンペーン

教師になって四年。JICA青年海外協力隊20年度1次隊として、中米のニカラグアに派遣。活動の様子を伝えていきたいと思います。


by a-ri-sen
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やりました!!

いつかやろうと思っていました。

そのために、日本にいる時から準備をしてきたんですよ。

配属先の先生達に日本紹介、小学校の紹介をしました(^o^)

日本の地図を見せるところから始めて、

食べ物。家や町の様子。桜。

などなど、写真を見せながら紹介しました!!

そして、やりたかったのは

小学校の紹介を通して、自分が何を大事に授業をしてきたか、

そして、これまで見てきたニカラグアの教育と比べて、

改善できるところを伝えたかったんです。

元3-1組のみんな、ついに世界デビューですよ!!

算数の授業の様子や、国語、運動会、お別れの日

などのビデオを見せました。


先生達の反応はまずまず。

何より、自分のスペイン語を丁寧に聞いてくれて、

訂正してくれるし、

質問が理解できない時は言い直してくれるし。

学級でも、そうですよね。

まずは自分の言うことを聞いてくれる雰囲気がないと

何も伝わらない。子ども達は話す気にもならない。

そういう意味では、とても暖かい感じでした(^o^)

伝えたことは、

 ・学級内では勝手にしゃべらないこと。

 ・先生が答えを言うのではなく、子ども達に考えさせること。

 ・授業では、発言している子だけでなく、全員に向けて話をすること。

 ・何より、愛をもって子ども達に接すること。


その都度、質問攻めでした。

 ・子ども達が帰ってから何をしてるんだ??

 ・先生が休んだ時にはどうする??
 
 ・問題解決が一人でできない子にはどうする??


あまりにニカラグアの現状とかけ離れていては意味がないと思いつつ、

でも、伝えたいことは伝えたかったけど、

先生達は

「それは、ニカラグアでは無理だよ。」

という顔もせず、

うなずきながら聞いてくれ、質問をたくさんしてくれました。

これが、活動の一歩。

そして、 終わった後に資料をコピーさせてくれと来てくれたり、

次の日に、ある先生が来てなかった他の先生に

「昨日、ケンジが日本の学校を見せたんだ!!」

と話をしてくれている。

そして、また一歩。

ポコアポコ、歩いています。


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by a-ri-sen | 2008-09-28 07:48

あるところに・・・

4時間ほどデコボコの山道をバスに揺られたところに、

教育実習生の男の子がいました。

1年生、37人中、31人が出席。

算数の授業が始まりました。

黒板に、

10+10=  、5+0=  、20+0=   

と書くと、子ども二人を前に来させて、豆を持たせて

「さあ、数えましょう!!」

10個の豆を数えてとなりの子どもに渡して、

次は20まで数えて、

「答えは20だね。」

そんな感じで、残りの二つもやりました。

指示があいまいで、ノートに写す子どももいれば、

写さない子どももいる。

そして、何より答えを黒板に書かない。

その後、

今日のテーマは「偶数」

黒板に、2、4、6、8、10 と書いていき、

みんな(と言っても聞いている子のみ)で声に出して読みました。

数え歌みたいな歌があるので、それに合わして歌いました。

その途中に担任の先生が教科書を配るが

その後使われることはなく、持ってただけ。

それから、

机を下げて何かの活動をしたかったようだが、

子どもは騒ぎまくり、声は通らないので活動を変更。

そして、いつの間にか授業は終了・・・。

基本的に騒がしいので聞いている子は半分くらい・・・。

残りは遊んでたり・・・。

さて、あなたなら

何をアドバイスしますか??

あ、ちなみに偶数は1年生の範囲ではありません。

教科書にもないんですよね・・・。


その前にしたスペイン語の授業では、

真剣にノートを写す子ども。

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すっごい真剣!!


文字を書くのが困難な子の手をとって教えてあげる実習生。

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個人的なフォロー、最高!!
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by a-ri-sen | 2008-09-28 07:19

ニカラグア対日本

ニカラグアが勝ったねえ!!」

「すごく強くてあっという間だったな。」


ニカラグアの人が日本について触れる時は、

車の話か、日本のアニメ(ANIMAXがニカラグアでは流れています。)

映画(通りではDVDをたくさん売っていて、日本の映画もたまにあります。)

中国との話(中国人、韓国人と区別がつかないので、同じ国、言語だと思っています。)

がほとんどです。


それが、つい1週間ほど前

ニカラグア対日本

世界戦が日本で行われ、ニカラグアではテレビ中継されました。

翌日の新聞にも載っていたので

学校では、同僚や子ども達から、

「テレビ見たか??」

「日本が負けたな!」

などと、話が盛り上がりました。

何の話かというと・・・


ボクシングのWBA世界タイトルマッチです。

日本ではきっと、話題にもなっていないのでしょうねえ。
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by a-ri-sen | 2008-09-21 04:07

○○記念日

「創立記念日」と聞くと、日本では

「やったあ~!!」という声が聞こえそうですが、

9月9日に配属先の学校が27周年を迎え、創立記念日でした!!

やったあ~!! お休み~!!

・・・というわけにはいきません。

記念日は創立者、地域の人、他の養成学校の先生、昔働いていた先生、子ども達

と、午前中の時間を使って、盛大に祝います。

ここのいいところはすべて手作り

時間はかかりますが、その分、想いはたくさんつまっています。

  ・近くに生えている葉っぱを切ってきて、うまく編み込んで飾りに使う。
  ・花をきれいに飾ったり、風船できれいに飾り付けをする。
  ・壁にはる文字を画用紙から一文字ずつ作っていく。
  ・木の板を切って、やすりをかけて、絵の具で色を塗って、記念品を作る。
  ・ひびわれているところにコンクリートを入れ直す。
  ・絵の具で壁の絵や、国旗、校旗を立てる台を塗り替える。
  ・学校中を子ども達みんなでそうじ。


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さて、もう一つは「独立記念日」

こちらは、町をあげてのお祝いです!!

9月15日の朝から、警察、軍隊、各学校の子ども達が

Marcha(マルチャ)をしながら、町を行進していきます。

この日はニカラグア全土の町で同じように祝うらしいです。

日本で言うと、マーチングバンドの大行進!っていう感じかな。

すっごいかわいい服装をして、楽器をならしながら

バトンを振って踊る子がいたり、旗を持っている子がいたり、

その後ろにはたくさんの人が一緒に練り歩きます。



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こんな服どこで見つけたん!!と思うくらいの派手さですが、

それをみんな着こなしているのが、さすがラテンアメリカです。

ちなみに、上の写真はニカラグアの伝統的な衣装です。


自分の学校の子ども達もこの日のために練習してきたバンドと踊りを

一生懸命披露していました☆

山の町ならではのきつい坂や珍しく強い日差しにも負けずに

頑張る姿はやっぱりかっこいいですね!!

また一つ子ども達の良い姿を見られて感激でした(^o^)

街頭には、たくさんの見物人。

そして、常にわが子から目を離さずカメラを向ける親、

暑い中の行進なので、歩いている子どもに水をあげる親、

中には、日傘をさしてあげながら歩いている子も。

まるで、運動会!!

わが子から目を離さないぶりは日本と同じですよね。

まあ、そういう自分も配属先の学校にはりつき、

バチバチ写真を撮りまくっていたので、同じですが・・・。

「日本でもこんな風に祝うのか?」

と聞かれたけど、

う~ん、どうでしょう??

独立記念日はないし、

パレードみたいな感じで何かを祝うこともよくあるけど、

日本全土、すべての町をあげてお祝いするっていうことはないですよね。

たぶん。

小さい国だからかもしれませんが、

国民全員で一体感を感じることができる日があるって

良いことなのかもしれません。


では、最後に一枚。

大きなカテドラルを前に行進する姿は壮観です。


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by a-ri-sen | 2008-09-21 03:53

独立

中米、南米地域のほとんどの国が基本的にスペイン語を話します。

さて、なぜでしょう??

どうして、ヨーロッパの一つの国の言語がこんなにも

広まっているのでしょうか??


それは、コロンブスの時代(1500年代)にスペインがアメリカ大陸を発見し、

その多くを植民地として長い間支配したから。

では、

スペインが長い間支配していたのに、

なぜ今はニカラグアという一つの国なのでしょう??


それは、過酷な支配に住民達が反発し、独立に向かい一致団結したから。

そして、勝利し、スペインの支配から解放されたから。


そして、

スペインの支配から解放されて、

一つの国として成立したのでしょうか??


1800年代中頃にアメリカの介入があり、

アメリカ出身の傭兵が大統領になったり、

1900年代中頃にもアメリカの占領下におかれたりした。

そのたびに、住民達は反発し、民族の解放を願って戦った。


9月12日・・・ニカラグア発見の記念日

9月14日・・・サン・ファシートの戦い、戦勝記念日

9月15日・・・独立記念日



この期間はニカラグア全土でお祝いされるようです。

一つの記念日に様々な思いが込められるのでしょう。

だから、ニカラグアでは

1920年代から30年代にかけてアメリカ海兵隊と戦った

アウグスト・セサル・サンディーノが英雄として語り継がれています。

そして、中米五カ国では、

(グアテマラ・エルサルバドル・ホンジュラス・ニカラグア・コスタリカ)

同時期に、独立し、一つの連合を作っていたため

国旗がすごく似ています。

そして、植民地にされていた国々では、

きっと、ニカラグアのような歴史をたどっているのでしょう。
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by a-ri-sen | 2008-09-12 00:05

教師?仕事?

夏休みが終わり、バタバタと運動会の練習をしている頃でしょうか??

日本が夏休みでもこっちは夏休みではありません。

その間何をしていたかと言うと・・・

何をしようかと考えていました・・・


現在、算数の授業はなく、まあそれでも学校では他の授業が行われているので

それを見るだけでもいいんですが、

算数にも触れてみたい。先生達と算数の話ができたらなあ。

と色々と考えていました・・・

と、そこで、

ついに先週、放課後の補習ということで

算数の授業をしました!!

内容は1年生で、足し算の前に勉強する「数の合成・分解」

ニカラグアでは、新しいJICAの教科書に変わったんですが、

それまでの教科書では、「数の合成・分解」は教えずに

8+3=11

などの計算をほとんど数え足しで教えていました。

だから、手を使って計算する子がすごく多いんですよね。

放課後だから、全員が参加というわけでもなかったけど、

久しぶりに授業の楽しさを味わいました。

そして、何より

やっと

働いたよ!!

っていう気持ちです。

それまでは、授業を見るしかなかったから。

まあ、言えば、いてもいなくてもどっちでもいい・・・


後は、週に何度か教育実習をしている学級を訪問し、授業観察とアドバイス。

教師生活4年で何がアドバイスできるの??

っていう感じかもしれないけど、

まあ、感じたままを実習生に伝えています。

本当に基本的な、例えば声をもっと大きく出そうとか。

時には、授業の流れについて話すことも。

日本でもニカラグアでも、なかなか子どもは集中できない。

そこを工夫して、楽しく、わかる授業ができるようになればいいんですが。


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そして、毎週土曜日にはマタガルパ中から、

色んな学校の先生が集まり勉強をしています。

詳しくわからないんですが、

学校で仕事をしているけれども、ちゃんとした免許を持っていないから

研修を受けて、その免許をもらうため??

または、その後大学に行ってさらに勉強するためのステップ??

のような感じです。(あいまいですいません。)

あ、ちなみに多くの人が仕事を昼間はしていて、

土曜日とか、夜に大学に通って勉強をしている人が多いんです。

ある人は田舎に住んでるから、来るのに何時間もかかる

ある人は複式学級で2学年合同で教えてる。

ある人はすっごい田舎で、学校に自分しか教える先生がいなくて、

1年から5年生まですべての学年を教えてる。

その仕組みに驚くことだらけですが、

それでも、はるばる町に出て勉強をしようという姿勢はすばらしいですよね。

持っている知識や仕事への責任感は違うかもしれませんが、

学ぶ姿勢がないと何も始まりませんから。

そこは、見習うところです。


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by a-ri-sen | 2008-09-09 02:36