「ほっ」と。キャンペーン

教師になって四年。JICA青年海外協力隊20年度1次隊として、中米のニカラグアに派遣。活動の様子を伝えていきたいと思います。


by a-ri-sen
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

<   2008年 10月 ( 4 )   > この月の画像一覧

物乞い少年

手を出しながら、「1ペソ」

と言う言葉を聞かない日はありません。

道を歩いていても、スーパーに買い物に行っても、

年老いた人や少し身体に障がいがある人、そして少年。

きっと、途上国に行ったことのある人なら

目にしたことのある光景でしょう。

そして、その対応は人それぞれ。

無視をする。お金をあげる。おかしをあげる。断る。

何がいいのかはわかりません。

自分の中の価値観との戦いですよね。


b0127144_2173791.jpg



ところが、

ついこの前、スーパーに買い物に行ってレジを出ると

「1ペソ」

と言ってくる子どもがいました。

「ごめん。」

と言いながら、首を振って通り過ぎようとしました。

でも、

その子の目が何か言いたそうなんです。

いつもはさらっと通り過ぎてるのに、

その子には何か違うものを感じました。

何かが自分の中でひっかかりました。

「何でだろ。」

と思いながら、やっぱり断って歩き出すと、

子どもはしぶしぶ店の方に帰って行きました。


でも、

やっぱり、

何か気になる。

と思って振り返ると、

その子も振り返ってたんです。

だから思わず、

手で自分の方に呼んで

持ってたクッキーを一つだけあげました。

「ありがとう。」

と言って子どもが去った後も

何か今までと違う、他人ではないような感覚が残っていました。


次の日。

学校を歩いていると、

なんと、

その子が前から歩いてくるんですよ。

よくよく聞いてみると、

学校のそばに住んでいる

なるほど。

だから、その子が自分を見かけたこともあるし、

自分がその子を見かけたこともあったんでしょうね。

それが、頭の片隅に残っていたんでしょう。

でも、たったそれだけで、

道で物乞いをする少年を見る目が今までと変わった自分に驚きました。

もう、その子とは友達です。

一番左の子が今日の主人公です。かわいいでしょ!!

b0127144_2205760.jpg

[PR]
by a-ri-sen | 2008-10-18 02:29

大事とされること

普段の学校の授業を見ていたり、

地域の小学校の授業を見たりしていると、

この国の学校で大事にされていることが何となく

つかめてきたように思います。

 ①教科書は参考資料
  日本だと、教科書にそって教えていきますが、
  見たところ、ほとんど教科書は使われません。
  国から支給されるということもないので、
  持っている子は、本当に少し・・・。
  だから、授業では教科書をほとんど使わないので、
  先生が話すこと、黒板に書くことが
  習うことのすべて!!
  なんて、責任重大な先生達!!
  そして、先生達は色んな本を見て、授業を計画していきます。
  だから、やる中身は結構先生によってバラバラなんです。
  算数ではJICAの教科書が全国に配布されたけれど、
  まだまだ数が足りなかったり、届かなかったり。
  そして、テキストがあっても、
  それ通りにはじめから最後まではしないことが多いです。
  いいところを参考として、先生達が独自に授業を作ることが
  多いみたいです。

 ②コピー
  教科書がないとどうなるか想像できますか??
  そうです、ひたすら黒板のコピー。
  そして、参考資料があってもそれをコピー。
  先生達も色んな本からコピーしてきます。
  だから、
  子ども達は「考える場面」が極端に少ないんです。

 ②具体物
  日本だと、研究授業などでは、
  「どんな発問をして、どのように授業を進めて目標を達成させたか?」
  が大事にされますが、
  見たところ、
  「どんな具体物を使うか?どんな活動をさせるか?」
  だけに、焦点があてられています。
  だから、自分にしてくる質問は、例えば
  「図形の範囲ではどんな活動をさせて、どんな具体物を使うんだ?」
  何を目標に何のためにさせるのか、がないんですよね。

 
 ③家庭?学校?
  確かに、ニカラグアは日本に比べて貧しいです。
  子ども達の中には学校の前後に手伝いで働いている子もいます。
  また、貧しさゆえに筆記用具を買えない子ども達がいるのも事実です。
  そして、進級できない子ども達や学校に来られない子ども達もいます。 
  しかし、
  ちゃんと学校に来ているのに、勉強ができないと、
  「ここの家は家庭でしっかり見てもらえてないから、
  宿題をやってこないし、勉強ができないんだ。」
  と出会った先生たちは口をそろえて言います。
  それは、すべての子どものノートを点検しようとしないし、
  間違っていてもあまり訂正しない様子を見て、
  ちょっと納得してしまいました。

 ④人間形成
  それでは、学校は何のためにあるんでしょう??
  確かに、勉強を教えることも大事です。
  でも、その前に
  人との関わりを通して、一人の人間としての成長を
  責任を持って見守り導くのが学校だと思っていました。
  だから、いかに学級の雰囲気を作るかが大事なんですよね。
  ここでは、
  学校は朝の部、昼の部、時には夜の部があり、
  先生達は子どもと同じ時間に来て、同じ時間に帰ります。
  休み時間は少しで、45分授業6時間を詰め込みます。
  そして、すぐに子ども達は帰ります。
  だから、
  学校の役割、先生の仕事は
  「子どもに勉強を教えること」
  なんだと思います。

 かと言って、一つも悲観的にはとっていません。

 まだたった3ヶ月での視点なので違う部分もあるのでしょうが、

 まずは、先生達の考え、学校の現状を知らない限り

 こちらが伝えたい言葉は机上の空論になるでしょうから。


さて、あなたなら何を一番伝えたいですか??

真剣に学ぶ子ども達、

b0127144_7243188.jpg


一生懸命に授業する先生達に

何をはじめに伝えたらいいと思いますか??



b0127144_7255480.jpg



何かあればぜひ、声を聞かせてください!!
[PR]
by a-ri-sen | 2008-10-12 07:26

女王の座

ばっちり衣装とメイクをきめたかわいい子ども達をごらんください。

b0127144_71248100.jpg


そして、ばっちり衣装とメイクをきめたうちの子ども達をごらんください。

b0127144_713473.jpg


まるで、ミス・ユニバースの選考を思わせるように、

子ども達がカツカツと歩いてはポーズをばっちりきめ、

踊りを踊り、マイクで自己アピールをします!!

その恥ずかしがらないぶりはラテンだから??

本当に小学生とか、高校を卒業したばかりとは思えません。

ちゃんと、審査員もいて、

b0127144_7171679.jpg


と言っても学校の先生たちですが。

ちゃんと、クラスでは応援幕を作って、

すごい熱のいれよう(^o^)

9月の独立記念日や

10月12日のアメリカ大陸発見の記念日(コロンブスデー)

に合わせてやっているみたいですね。

最終的には一人が選ばれ

その子はreina(レイナ・女王、王妃の意味)

と呼ばれるんですよ!!
[PR]
by a-ri-sen | 2008-10-12 07:17

優しさの指標

協力隊として現地の人と共に過ごしていると

「ニカラグア人は・・・」

と言っている自分によく気づきます。

でも、日本でいた時のことを思い出すと、

「日本人は・・・」

って、日本人をひとまとめにして言ったことなんて一度もありません。

ニカラグアでも同じ。

人それぞれの性格、気質、態度を持っています。

まあ、確かに時間にルーズだったり、仕事が適当だったりすることなど、

なんだよ!!と思うこともよくありますが、

例え多くの人にあてはまることでも、
 
それでニカラグア人をひとくくりにはできないなと。

その一つが外国人(自分達)に対する態度の違い

 
 1、通りすがりに、道で「チノ(中国人の意味)」
   とかふざけ半分で声をかけてくる。

 2、興味本位で話しかけてくるけど、ただ単にその場のノリ。
 
 3、少し知り合いになってたくさん接してくれるけど、
   こちらのスペイン語力に関係なく、いつも通りにバーッと話す。

 4、スペイン語力を考慮して、話す時はゆっくり、
   こちらがわからない単語は言い変えてくれる。

   
今、配属先で一番よく面倒を見てくれている男の先生は

まさに、にあてはまる人。

スペイン語が満足に喋られないのを理解してくれている上に

何より、一人の外国人っていうより、同僚。

一人の人として扱ってくれます。

こちらの意見を聞いてくれたり、わからないことを色々教えてくれたり。

時間を守るし、仕事も頑張ってこなしている。

そう扱われるとすごく話しやすいし、安心していられます。

そんな彼と今は、教育実習を見に行ったり、

放課後の授業をおこなったりしています。

そんな彼、今はJICAが進めている算数プロジェクトの推薦で

ボリビアの研修に2週間参加しています。

いない時にこそ、いた時のありがたみを感じますよね。


この前、3時間くらいかけて山の上の村の教育実習を見たついでに、

町を見下ろせるところがあるよ!!

っていうことで実習生の案内で寄ってきました。

山の名前はcerro pelon(セロ・ペロン)


左がその男の先生。ホルマンです。

b0127144_6591520.jpg

[PR]
by a-ri-sen | 2008-10-07 06:59