教師になって四年。JICA青年海外協力隊20年度1次隊として、中米のニカラグアに派遣。活動の様子を伝えていきたいと思います。


by a-ri-sen
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

<   2009年 07月 ( 5 )   > この月の画像一覧

自分に厳しく

最近、

10時って言っていた会議が11時半に始まっても、

することがなくて、のんびりしゃべっていても、

明日電話すると言われて電話が来なくても、

やるはずだった活動ができなくても、

仕事中におかしを買っても、

出勤が5分遅れても、


あまり、

何も感じなくなってきていましたemoticon-0143-smirk.gif

もちろん、イライラする時もあるんですが、

気にせず受けいれている自分に気付きました。


というか、

特に誰かに注意を受けるというわけでもない、

だから、まあいっかっていう思考ですemoticon-0143-smirk.gif


そんな自分に気付きながらも

流してしまっていたこの頃。



「倫理」


の授業を生徒と一緒に受けていました。

先生は、1年前まで校長だった女の先生

8年勤めた校長を解任され、今では一教諭として授業をしています。


「子どもたちに、○○してはいけない!!と、ネガティブに話すのではなく、

○○をしていこう!!と、ポジティブに話さないといけない。」

「正しい言葉遣いをしないと、それは子どもにも影響する。」

「先生は常に見本にならないといけない。」

「倫理を教えている私が非道徳的なことはできない。」

「だから、時間通りに来るし、ふるまいはきちんとする。」


その言葉の通り、その先生は

授業があるなしに関わらず、授業開始の15分前には来て、

時間通りに授業を始める。

言っていることも正しい。そして、守る。


何事も明確に決まらず、

ある程度好きなようにふるまえる環境の中で、

周りの目の影響に関わらず、

自分を律し、正しい行いを実行することができる

心の強さを感じました。


まずは、自分に厳しく。

人に何かを伝えられるのはそれからですよね。

b0127144_10223063.jpg

[PR]
by a-ri-sen | 2009-07-31 10:22
2学期になって、

これまで算数を受け持っていた女性の先生は産休でお休み

ホルマン先生は教育実習担当で授業をもたない

emoticon-0107-sweating.gifemoticon-0107-sweating.gifemoticon-0107-sweating.gif

ということで、

現在、ベテランの60歳近い女性の先生がやる

算数の授業をお手伝いしています。

範囲は「幾何と統計」

幾何を教えるのが好きなようで、

結構、いろんなアイデアを持っています。


ところが、

たまに授業に来ないんですよね。

1学期にも女性の先生が来なかった時があり、

その時はその先生があまり自分の授業には干渉されたくないように

感じたので、見かねた時にちょっと復習をした程度でしたが、


今回は、雰囲気的に良い感じがしたので、

先生が来なかった今日、変わりに教えてみましたemoticon-0105-wink.gif


普段はノートを持って、

授業で気になったところを書くぐらいで

話すこともほとんどないんですが、

久しぶりに90分授業をすると、

喉がかれました・・・。

ほんと、日本に帰ってからが心配です。


来るかどうかぎりぎりまで待っていたので、

計画は頭で練って、

後は流れに任せるのみ。

内容は直線、線分、角度、垂直、平行。


いやあ、それがやってみると

子どもたちの反応が返ってくることが

すごく楽しい

ああー、って納得している時の顔とか、

普段の授業では、あまり生徒を前からは見てないから

すごく新鮮に感じて、

満足の90分が終わりました。


そして、職員室に帰ると。


先生が来てる!!


「ケンジが教えてたから、止めたくなかったんだよ。」

「どうだった??どこまで教えたの??」


という返事。

まあ、悪くない関係かなとは思います。


b0127144_10233340.jpg

[PR]
by a-ri-sen | 2009-07-28 11:09

仕事と勉強との両立

前回紹介した無資格教員たちの卒業論文の発表会。

まだ続いていますが、

今回は審査員(発表を聞いて評価をする人)を任されました。

その評価は

発表時の話し方、テーマの理解度、質問に対する返答、

論文のでき具合などで判断されます。

100点満点で70点以上とらないと

合格ではないんですよね。

そして、合格できないと

もう1年勉強することになる(って言っていました。)emoticon-0106-crying.gif


そんな結構重大な審査員に

来て1年のスペイン語もたいしてできない隊員によくやらせるな。

と思いながら、

まあ、ふたつ返事で引き受けちゃいました。

前回も合わせて何度も見たし、

もう一人審査員はいるし、

なんとなくの評価基準っぽいことも理解していたので、

そこまでは危機感を感じませんでしたが、

それでも、月曜から金曜までは働き、

土曜には一日中学校で勉強をする。

それを4年間続けてきたことの集大成ですから、


発表する側も緊張

見る側もそれなりの覚悟はいりますよね。


でも、終わればホッとした表情emoticon-0118-yawn.gif


b0127144_1154688.jpg



最後には、

教諭としての宣誓をして終わり。


b0127144_1162247.jpg



この日だけで約70人、

教諭の資格を得ることができました。

資格はあっても働く場所は

自分のコネで探さないといけないニカラグア。

そこにやりきれない不平等さを感じてしまいますが、

日常の仕事に加えての土曜日の勉強。

よく同僚に

「ケンジは働いていた時、何も勉強してなかったのか??」

と聞かれます。

それぐらい、働いていても勉強を続けることが当たり前。


カウンターパートのホルマン先生は、

好きな数学を勉強するために

首都の大学院に入学しました。


日本では、何かを新しく学ぶ楽しさを

日々の仕事の忙しさで忘れていたように思います。


学ぶ楽しさ。

学ぶことの大切さ。
[PR]
by a-ri-sen | 2009-07-28 11:06

日本は一つの国です。

ある子どもが

「名前を中国語(chino)でかけるよ!!お姉ちゃんに教えてもらったんだ。」

と言って、書いたのがこちら。


b0127144_10483470.jpg



こういうの、何度か経験がありますemoticon-0101-sadsmile.gif

文字を反対にしたり、似たようなのを対応させたり、

日本ではやったギャル文字を思い出しますが、

それにしても、これを文字だと信じて疑わないくらい、

アジアの国を想像できないんだと思います。


そこで、大事なのが文化紹介。

日本という国を少しでも知ってもらうのがねらい。

他の隊員とのソーラン節や、配属先で文化紹介をおこないました。

こちらの踊りはすべて腰をセクシーに動かし、

サルサとかレゲエとかを踊るので、

ソーラン節みたいに激しく全身を使って踊るのは珍しいみたい。


b0127144_10504878.jpg



そして、

配属先では、はしを持たせてみたり、


b0127144_10512736.jpg



習字をさせてみたり、


b0127144_10515447.jpg



法被を着させてみたり、


b0127144_10522356.jpg



結構、興味を持つんですよね。

ニカラグアにもたくさんの外国人がボランティアなどで

働いていますが、

自国の文化を積極的に紹介したがるのは

日本ぐらいなんじゃないだろうかと思います。

まあ、たしかに文化がだいぶ違うから

文字をはじめ、見たこともないものが多いんですよね。
[PR]
by a-ri-sen | 2009-07-17 10:52

去る者追わず。

1学期からの1週間の休みが終わって、2学期が始まりました。

年度当初(1学期開始時)

1年A組  32人
  B組  32人
  C組  46人

2学期開始時
1年A組  27人
  B組  28人
  C組  39人

1学期全教科受かった人    53人

1教科でも落とした人     41人


5教科落として退学になる人   5人


スペイン語の授業を落とした人 20人

算数の授業を落とした人    17人

心理学の授業を落とした人   17人

理科の授業を落とした人    16人

学期の成績は、提出物、授業の発表が40点。

テストが60点。

それを学期に2回評価し、平均をとります。

60点以下の場合は赤点。いわゆる再試験ですemoticon-0106-crying.gif

通常2つまでは落としても再試験で通れば次の学年に上がれます。

だから、3つ以上落とすと次の学年には上がれません。

でも、たまに先生の配慮があり、3つ以上落としていても

課題を出すことで点数が足りなくても通してあげることがあります。

ただ、5つとなると多すぎて問答無用に退学か、もう一度学年をやり直すかです。


学校を去る生徒は様々な理由があります。

ある女の子は家族が引っ越してしまい、通えなくなって。

ある男の子は途中でもう来たくなくなったから。

ある女の子は点数が足りなくて。


今の2年生にも去年卒業できなかった生徒がいます。

学校は点数が足りなかったり、病気でテストを受けることが

できなかったりした生徒には配慮をして、

なんとか次の学年に上がれるようにしています。


文化の違いと言えばそうでしょうが・・・

せっかく選んだ道を自分の意思とは関係なく、

やめさせられるのはどんな気持ちなのでしょう。

自分の意思で進める道があることがすごく大切に思えます。


b0127144_11431422.jpg

[PR]
by a-ri-sen | 2009-07-16 11:41