教師になって四年。JICA青年海外協力隊20年度1次隊として、中米のニカラグアに派遣。活動の様子を伝えていきたいと思います。


by a-ri-sen
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算数の授業

1学期に算数の授業を合格できなかった生徒は19人いました。

そのうち、

8人は学校を去り、

4人は再試験に合格し、

7人は再試験に不合格でした。

その不合格だった生徒が

再試験後に校長に抗議に行きました。

「説明不足だった!!宿題をさせるけど、見なかった!!」と。

そこで、校長の回答

「ケンジが放課後に補習をするから、その後に再々試験をしましょう。」と。

ちなみに、その先生は現在産休中でいないんです。


確かに、1学期の授業。

はじめは良かったのに、だんだん説明をほとんどせずに、

子どもたちが自分たちで教科書を見て、調べたり、

たくさんの問題を解くという方法に変わっていっていました。

しかも、

再試験が難しすぎた。

複雑な文章問題や、扱う数字の不適切さ。


まあ、様々あるんですが、

この生徒たち、本当に実力が足りないのも事実。

ある子は2桁のかけ算のやり方を知らないし、

ある子は割り算をまともにできない。

そんな学力の中で、

どうやって、分数や小数、割合の問題を解くのだと007.gif

でも、

やりました。

3週間ぶっ続け、月曜から木曜までの1時間半の補習。

そして、

結果は、

ある生徒が70点代で、他の生徒はみんな90点以上(100点満点)で合格。


確かに、問題はすごく簡単にしたし、

生徒の頑張りもあった。

人数が少ないから、細かな援助ができた。


でも、副校長は

「やっぱりあの教諭の教え方が悪かったんだ。」と結論。

まあ、結果の点数だけを見たらそうですが・・・

なんとも。

これが後々問題にならないことを祈るばかりです。


まあ、なにより

その補修のおかげで、

7人の生徒が学校に残り学習を続けることができる。

小さな力ですが、自己満足してます。

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# by a-ri-sen | 2009-08-31 02:13

ものがあるということ

先輩隊員と関わりをもつNGOの小学校で

研修会をお願いされました。

その研修会のための授業観察中での一コマ003.gif


1年生の引き算の授業。

「バナナが14個ありました。7個食べるといくつ残るでしょう。」

というような繰り下がりの問題。

先生が数を数えるために、数え棒のような教具

子ども達に配りました。

子ども達はそれを使って、あっという間に問題を解いちゃいました。

そして、

することがなくなった子どもがすることと言えば・・・


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終わった子から、算数の問題を解くよりも目を輝かせて、

その棒を友達と相談しながら、

好きなように並べたり、重ねたり、形を考えたり

しているんですよね。

まったく、授業中なのに!!という目線は捨てて、

子どもが遊びの中で試行錯誤しながら、

形や色についての興味を深めて、

創造するということ。

その楽しさを垣間見たような気がしました。

こんなふうに色を考えながら、ずーっとつなげてみたり、


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小さい立方体と直方体を組み合わせて十字架を作ったり、


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ものがあるということ。

それだけで、子どもの興味は倍増するんですよね。

そして、興味を持って行動することの大切さ。
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# by a-ri-sen | 2009-08-31 02:10

実習生

やっぱり話題は実習生。

よっぽど想い入れがあるんでしょうね。

ついこの間すべての実習生が集まる機会がありました。


その時にやったのが、教具の紹介。

主に1,2年生に入っている子が多いので、

そこにしぼっての紹介。

そこで、

「ケンジ、うちではこんな教具を使っているんだ!!」

「子どもはこんなところにつまずいているんだけど、

どうやって教えたらいいの??」

「ケンジ、いつ授業見に来てくれる??」

ホルマン先生もよく言っていますが、

知識は本当に必要にならないと、学校で勉強しているだけじゃ、

その重要性に気付かないんですよね。

その彼らの力に少しでもなればと思い、

作った教具をプレゼント。

ただし、自分のクラスで使うようにとは言いましたが。

少しでも授業がよくなるようにとの願いをこめて。

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# by a-ri-sen | 2009-08-18 11:02
担任していた子どもたちは今では5年生。

21年度1次隊が到着し、早くも任地で活動している。

後任が決まったとかなんとか。

時間はようしゃなく過ぎています。


20年度1次隊の10人が集まり、

つい先日あった中間報告

協力隊活動期間の半分である1年を過ぎて、

それまでの活動を職場の同僚などのニカラグア関係者と、

JICA関係者にスペイン語で報告をする会。

まさに、十人十色の発表。

違う職種の人の話を聞くのは本当に興味深い。

そして、

みんなの成長ぶりに思わず感嘆005.gif


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さて、

自分は残りの期間で何ができるのか。

そんなことを考えていました。


相手のニーズに合わして、

かつ自分がやりたいことで、

後任にもつながるようなこと。


JICAが発行する雑誌を見ていると、

「私にとっての国際協力は・・・」

というそれぞれの国際協力観についての記事がありました。


・・・

自分は確かにODAの人材協力としてニカラグアにいる。

でも、今の配属先で働くことが普通になってきて、

国際協力をしているという感覚よりも、

その時に求められていること、

生徒のためになることを考えて、

働いているだけ。

その対象がニカラグアの人々なだけ。

うーん。


国際協力ってなんでしょう??
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# by a-ri-sen | 2009-08-18 11:01

ゲリラ兵

1979年

当時の独裁政権ソモサ大統領に対して、

現政権でもある、サンディニスタ民族解放戦線が

中心となり、革命をおこした。

その後、約10年間にわたり、

サンディニスタ政権と、アメリカが支援する旧ソモサ軍との

内戦が続いた。


特に、任地マタガルパを含む北部ホンジュラス側との

山岳部における争いが続いた。

だから、

今でもマタガルパの町には当時、武器を持って戦った人や

家族が犠牲になった人がたくさんいます。


この方もそのうちの一人。


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当時15歳で

「おれは銃を持って、戦ったんだ。」と。

日本では語られることの少なくなった戦争ということに対して、

色んな話が聞いてみたかった。

でも、なかなか何を聞いて良いのか思い浮かばない。

でも、とりあえず、

そんな過去を持って、今に至るんだと。


テレビからは事故現場の生生しい人の映像が流れたり、

亡くなった人をそのまま映していたり、

なんだか、死が身近にあるように思います。

だからこそ、今を生きることに精一杯になるのかもしれません。


この方。今は働くかたわら、日曜日に中・高一貫校に通って、

卒業資格をとるために勉強しています。

内戦で学校に通えなかったのだと。

土曜日に娘に手伝ってもらいながら、宿題をしていました。

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# by a-ri-sen | 2009-08-13 08:35