教師になって四年。JICA青年海外協力隊20年度1次隊として、中米のニカラグアに派遣。活動の様子を伝えていきたいと思います。


by a-ri-sen
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教育実習生

2学期になって、2年生の教育実習が始まりました。
7月から11月まで地域の小学校でみっちり実習をおこないます。

この2年生。

自分がちょうど1年前配属先に来た時には、
当然1年生で、当時の2年生は実習の真っ最中で
学校で勉強していたのは1年生だけ。

だから、自分の1年間の活動のほとんどは
今の2年生たちとおこなってきたわけです。

すると、

想いが入ってくるんですよね。


昨年度も実習生の授業を見学に行ったけど、

全く見ている時の気分が違う037.gif

まず、顔を知っていて、大体の性格もわかっている。

そして、学校にいた時の様子も覚えている。

だから、実習に来るまでにどんなに勉強していたのかを知っている。

昨年度は、「あ~、なんでこんな教え方するかなあ。」とか、

「何で授業が終わったら、みんな『うまくできた。』って言うんだろう。」とか、

批判的にとっていたんです。

それが、

授業の質はたいして変わらないのに、

授業を見終わって実習生にたいして、まず出てきた言葉が、

「授業、よかったよ。気に入った。」


いっぱい改善点はあるんです。

でも、自然に出てきた言葉がそれでした。

単にニカラグアの小学校の授業を見慣れてきたために、

少々のことは大目に見られるようになったのかもしれませんが、

学校で学んだことを授業で生かしている姿。

学校にいた頃とは違った顔をして、子ども達の前に立っている姿。

自分なりの指導観を堂々と言う姿。


そんな姿を見ると、思わずにやけてしまいます003.gif

まあ、と言いながら、当然その後に授業改善のための助言はしましたが。


実習生の会話。

「ケンジ、どうおれの授業??」

「80点だね。」
(実習は100点満点で評価され、それがそのまま成績になります。)

「え~、おれは90点くらいだと思うけど。」
(自己評価はたいがい高いんです。)

「ん~、良くて85点くらいだな。」

「でも、おれ学校にいた時と全然違うだろ??」

「だから、その姿を見るのが好きなんだよね。」


実習が始まって5日目。

もう、学校では立派に先生です。

ニカラグアの教員養成校は、まるで職業訓練校みたいです。

卒業すれば、すぐに即戦力。

頑張れ実習生!!


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# by a-ri-sen | 2009-08-13 08:32

自分に厳しく

最近、

10時って言っていた会議が11時半に始まっても、

することがなくて、のんびりしゃべっていても、

明日電話すると言われて電話が来なくても、

やるはずだった活動ができなくても、

仕事中におかしを買っても、

出勤が5分遅れても、


あまり、

何も感じなくなってきていました044.gif

もちろん、イライラする時もあるんですが、

気にせず受けいれている自分に気付きました。


というか、

特に誰かに注意を受けるというわけでもない、

だから、まあいっかっていう思考です044.gif


そんな自分に気付きながらも

流してしまっていたこの頃。



「倫理」


の授業を生徒と一緒に受けていました。

先生は、1年前まで校長だった女の先生

8年勤めた校長を解任され、今では一教諭として授業をしています。


「子どもたちに、○○してはいけない!!と、ネガティブに話すのではなく、

○○をしていこう!!と、ポジティブに話さないといけない。」

「正しい言葉遣いをしないと、それは子どもにも影響する。」

「先生は常に見本にならないといけない。」

「倫理を教えている私が非道徳的なことはできない。」

「だから、時間通りに来るし、ふるまいはきちんとする。」


その言葉の通り、その先生は

授業があるなしに関わらず、授業開始の15分前には来て、

時間通りに授業を始める。

言っていることも正しい。そして、守る。


何事も明確に決まらず、

ある程度好きなようにふるまえる環境の中で、

周りの目の影響に関わらず、

自分を律し、正しい行いを実行することができる

心の強さを感じました。


まずは、自分に厳しく。

人に何かを伝えられるのはそれからですよね。

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# by a-ri-sen | 2009-07-31 10:22
2学期になって、

これまで算数を受け持っていた女性の先生は産休でお休み

ホルマン先生は教育実習担当で授業をもたない

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ということで、

現在、ベテランの60歳近い女性の先生がやる

算数の授業をお手伝いしています。

範囲は「幾何と統計」

幾何を教えるのが好きなようで、

結構、いろんなアイデアを持っています。


ところが、

たまに授業に来ないんですよね。

1学期にも女性の先生が来なかった時があり、

その時はその先生があまり自分の授業には干渉されたくないように

感じたので、見かねた時にちょっと復習をした程度でしたが、


今回は、雰囲気的に良い感じがしたので、

先生が来なかった今日、変わりに教えてみました006.gif


普段はノートを持って、

授業で気になったところを書くぐらいで

話すこともほとんどないんですが、

久しぶりに90分授業をすると、

喉がかれました・・・。

ほんと、日本に帰ってからが心配です。


来るかどうかぎりぎりまで待っていたので、

計画は頭で練って、

後は流れに任せるのみ。

内容は直線、線分、角度、垂直、平行。


いやあ、それがやってみると

子どもたちの反応が返ってくることが

すごく楽しい

ああー、って納得している時の顔とか、

普段の授業では、あまり生徒を前からは見てないから

すごく新鮮に感じて、

満足の90分が終わりました。


そして、職員室に帰ると。


先生が来てる!!


「ケンジが教えてたから、止めたくなかったんだよ。」

「どうだった??どこまで教えたの??」


という返事。

まあ、悪くない関係かなとは思います。


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# by a-ri-sen | 2009-07-28 11:09

仕事と勉強との両立

前回紹介した無資格教員たちの卒業論文の発表会。

まだ続いていますが、

今回は審査員(発表を聞いて評価をする人)を任されました。

その評価は

発表時の話し方、テーマの理解度、質問に対する返答、

論文のでき具合などで判断されます。

100点満点で70点以上とらないと

合格ではないんですよね。

そして、合格できないと

もう1年勉強することになる(って言っていました。)007.gif


そんな結構重大な審査員に

来て1年のスペイン語もたいしてできない隊員によくやらせるな。

と思いながら、

まあ、ふたつ返事で引き受けちゃいました。

前回も合わせて何度も見たし、

もう一人審査員はいるし、

なんとなくの評価基準っぽいことも理解していたので、

そこまでは危機感を感じませんでしたが、

それでも、月曜から金曜までは働き、

土曜には一日中学校で勉強をする。

それを4年間続けてきたことの集大成ですから、


発表する側も緊張

見る側もそれなりの覚悟はいりますよね。


でも、終わればホッとした表情019.gif


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最後には、

教諭としての宣誓をして終わり。


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この日だけで約70人、

教諭の資格を得ることができました。

資格はあっても働く場所は

自分のコネで探さないといけないニカラグア。

そこにやりきれない不平等さを感じてしまいますが、

日常の仕事に加えての土曜日の勉強。

よく同僚に

「ケンジは働いていた時、何も勉強してなかったのか??」

と聞かれます。

それぐらい、働いていても勉強を続けることが当たり前。


カウンターパートのホルマン先生は、

好きな数学を勉強するために

首都の大学院に入学しました。


日本では、何かを新しく学ぶ楽しさを

日々の仕事の忙しさで忘れていたように思います。


学ぶ楽しさ。

学ぶことの大切さ。
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# by a-ri-sen | 2009-07-28 11:06

日本は一つの国です。

ある子どもが

「名前を中国語(chino)でかけるよ!!お姉ちゃんに教えてもらったんだ。」

と言って、書いたのがこちら。


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こういうの、何度か経験があります002.gif

文字を反対にしたり、似たようなのを対応させたり、

日本ではやったギャル文字を思い出しますが、

それにしても、これを文字だと信じて疑わないくらい、

アジアの国を想像できないんだと思います。


そこで、大事なのが文化紹介。

日本という国を少しでも知ってもらうのがねらい。

他の隊員とのソーラン節や、配属先で文化紹介をおこないました。

こちらの踊りはすべて腰をセクシーに動かし、

サルサとかレゲエとかを踊るので、

ソーラン節みたいに激しく全身を使って踊るのは珍しいみたい。


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そして、

配属先では、はしを持たせてみたり、


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習字をさせてみたり、


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法被を着させてみたり、


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結構、興味を持つんですよね。

ニカラグアにもたくさんの外国人がボランティアなどで

働いていますが、

自国の文化を積極的に紹介したがるのは

日本ぐらいなんじゃないだろうかと思います。

まあ、たしかに文化がだいぶ違うから

文字をはじめ、見たこともないものが多いんですよね。
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# by a-ri-sen | 2009-07-17 10:52