教師になって四年。JICA青年海外協力隊20年度1次隊として、中米のニカラグアに派遣。活動の様子を伝えていきたいと思います。


by a-ri-sen
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教具

ものが不足している途上国でかかせないのが、手作り

体育隊員だけでなく、算数隊員としても、必要になってくるわけです。

小学校での教育が知識注入型。

先生がひたすらしゃべるか、子どもがひたすら黒板のコピーをする

という授業がおこなわれているなか、

少しでも触れることができ、理解を促進できるものがあれば

少しは授業改善ができるかなと思っています。

今一番お勧めなのが、

画用紙に必要な図を書き、テープでぐるぐる巻きにする。

そうすると、ホワイトボード用のマーカーで書くと、消すことができ

何度でも使えるんです003.gif


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これを、月に1回ある先生たちの集まり(月の授業計画をたてるための集まり)で

地域の先生たちに紹介しています。

と、言っても

集まるのは20、30人の先生たち。

そのうち興味を持ってくれるのは4,5人いたら良いぐらい。

「この教具を作ってみるわ!!」

「これを使ってどう教えるの??」

教具の紹介を通して、指導法も少し話せたら最高なんですが。

そういう人が1人、2人いることが、続けるモチベーションになってます。

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# by a-ri-sen | 2009-06-03 08:34

もし・・・

「もし・・・・だったら」

という表現、日本での語学訓練では一番最後に習いました。

その表現を使って会話ができた時、なぜか嬉しいんですよね037.gif

きっと、どの言語でもこういう表現はあるはず。

ということで、

「もし、配属先の学校がこんな大きなところだったら・・・」

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「食堂のとなりでなく、こんな風に木陰の下で遠足みたいに昼ご飯を食べて・・・」

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「外で授業をすることもなく、みんなが集まれるような広い場所があり・・・」

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笑顔がもっとあふれただろうに・・・」


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この山を越えると・・・」

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現実の配属先に戻ります。」



実は、写真の学校は配属先近くの技術訓練学校。

EUの援助で建てたらしく、すごく広くてキレイ。

2年生に向けた研修がここであった時のふとした妄想、会話の一部です。
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# by a-ri-sen | 2009-05-26 11:48

想像してください。

何があったか想像してください006.gif


木の下に集まる2年生の全生徒。

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女の子の格好をする男子生徒。


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町を練り歩く集団。

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驚くことが一日に一回は起こります。

そして、そのたびにカメラをかまえる自分。
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# by a-ri-sen | 2009-05-26 11:38

貧困。

今日、ある生徒と話していると

「ニカラグアのことをどう見る??日本はすごい発展してるだろ。」

「僕たちは貧しいから、いろんなところに行けない。僕は首都も知らないよ。」

「日本人は休みの日は何をするんだ??お金がないから、家でゆっくりするだけだよ。」

「死ぬことはあまり怖くない。だって、これ以上困らなくていいから。」

「ニカラグアはずっと発展しないと思うよ。僕たちはずっと貧しいままだ。」


と。

配属先に通ってくる子は3分の2ほどが地方の田舎からやってきて、

寮生活を送っています。

養成学校では、お金がかからず勉強でき、食事も出るから

地方からたくさん学生が来るんです。

たしかに、町の様子を見ても、店があり発展してるのはほんの一部分だけ。

町を少しはずれると、


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こんな風な家がいたるところに並んでいます。


生徒の中にも貧しい家庭で暮らしている人はたくさんいます。

何が言えるでしょうか??

ただ、うなずくだけ。それがほとんどでした。

ニカラグアは1972年の首都マナグアの大地震や台風などの影響で、

せっかく建設した町が犠牲になったり、

内戦があったり、

国の産業がこれといってないんですよね。

コーヒーや牛肉などの輸出くらいです。


でも、そんな話をしたから暗くなるということもなく、

純粋に聞いてみたかっただけだと思います。

そんな貧困の中で暮らす生徒達も、毎日を笑顔で明るく過ごす子が多いんですよね012.gif

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# by a-ri-sen | 2009-05-20 12:07

算数オリンピック

算数オリンピックがあるんだ!!」

その審査員として参加するらしいカウンターパートに誘われ、

行ってみることに。

どんな風に想像します??


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集まったのは任地マタガルパ県の各地からの精鋭(と思われる。)
小学6年生から高校2年生までの各10人程度。

学年ごとにテストをして、成績をつけるみたいです027.gif

内容は、

日本でいうと、普通の問題集にあるような文章問題がほとんど。

一番難しいとカウンターパートが言った問題が

「太郎君は車の修理工場で働いています。一週間で40台の自動車とバイクを修理しました。修理したタイヤの数は合わせて100台でした。何台の自動車とバイクを修理しましたか??」

「花子さんは土地を持っています。3分の1をコーヒー栽培に、4分の1をバナナ栽培に、5分の1をスイカ栽培にあてています。残りは26ヘクタールです。花子さんは何ヘクタール持っていたでしょうか?」

さて、これでレベルがわかっていただけたでしょうか??


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まあ、

何よりも驚いたのは

答えが送られてきてなくて、審査員も子ども達が問題を解いている間に考える

さらに、点数が決まっていなくて、それも審査員が独自の判断で決める025.gif

審査員は大学を卒業し、数学を教えることのできる中高の先生。

不思議なオリンピックでした。

70点以上が合格ラインらしく、それを突破できたのは、たったの2人。

それでも、2人いたことにびっくりしています。
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# by a-ri-sen | 2009-05-20 11:59