大事とされること
2008年 10月 12日
普段の学校の授業を見ていたり、
地域の小学校の授業を見たりしていると、
この国の学校で大事にされていることが何となく
つかめてきたように思います。
①教科書は参考資料
日本だと、教科書にそって教えていきますが、
見たところ、ほとんど教科書は使われません。
国から支給されるということもないので、
持っている子は、本当に少し・・・。
だから、授業では教科書をほとんど使わないので、
先生が話すこと、黒板に書くことが
習うことのすべて!!
なんて、責任重大な先生達!!
そして、先生達は色んな本を見て、授業を計画していきます。
だから、やる中身は結構先生によってバラバラなんです。
算数ではJICAの教科書が全国に配布されたけれど、
まだまだ数が足りなかったり、届かなかったり。
そして、テキストがあっても、
それ通りにはじめから最後まではしないことが多いです。
いいところを参考として、先生達が独自に授業を作ることが
多いみたいです。
②コピー
教科書がないとどうなるか想像できますか??
そうです、ひたすら黒板のコピー。
そして、参考資料があってもそれをコピー。
先生達も色んな本からコピーしてきます。
だから、
子ども達は「考える場面」が極端に少ないんです。
②具体物
日本だと、研究授業などでは、
「どんな発問をして、どのように授業を進めて目標を達成させたか?」
が大事にされますが、
見たところ、
「どんな具体物を使うか?どんな活動をさせるか?」
だけに、焦点があてられています。
だから、自分にしてくる質問は、例えば
「図形の範囲ではどんな活動をさせて、どんな具体物を使うんだ?」
何を目標に何のためにさせるのか、がないんですよね。
③家庭?学校?
確かに、ニカラグアは日本に比べて貧しいです。
子ども達の中には学校の前後に手伝いで働いている子もいます。
また、貧しさゆえに筆記用具を買えない子ども達がいるのも事実です。
そして、進級できない子ども達や学校に来られない子ども達もいます。
しかし、
ちゃんと学校に来ているのに、勉強ができないと、
「ここの家は家庭でしっかり見てもらえてないから、
宿題をやってこないし、勉強ができないんだ。」
と出会った先生たちは口をそろえて言います。
それは、すべての子どものノートを点検しようとしないし、
間違っていてもあまり訂正しない様子を見て、
ちょっと納得してしまいました。
④人間形成
それでは、学校は何のためにあるんでしょう??
確かに、勉強を教えることも大事です。
でも、その前に
人との関わりを通して、一人の人間としての成長を
責任を持って見守り導くのが学校だと思っていました。
だから、いかに学級の雰囲気を作るかが大事なんですよね。
ここでは、
学校は朝の部、昼の部、時には夜の部があり、
先生達は子どもと同じ時間に来て、同じ時間に帰ります。
休み時間は少しで、45分授業6時間を詰め込みます。
そして、すぐに子ども達は帰ります。
だから、
学校の役割、先生の仕事は
「子どもに勉強を教えること」
なんだと思います。
かと言って、一つも悲観的にはとっていません。
まだたった3ヶ月での視点なので違う部分もあるのでしょうが、
まずは、先生達の考え、学校の現状を知らない限り
こちらが伝えたい言葉は机上の空論になるでしょうから。
さて、あなたなら何を一番伝えたいですか??
真剣に学ぶ子ども達、
一生懸命に授業する先生達に
何をはじめに伝えたらいいと思いますか??
何かあればぜひ、声を聞かせてください!!
地域の小学校の授業を見たりしていると、
この国の学校で大事にされていることが何となく
つかめてきたように思います。
①教科書は参考資料
日本だと、教科書にそって教えていきますが、
見たところ、ほとんど教科書は使われません。
国から支給されるということもないので、
持っている子は、本当に少し・・・。
だから、授業では教科書をほとんど使わないので、
先生が話すこと、黒板に書くことが
習うことのすべて!!
なんて、責任重大な先生達!!
そして、先生達は色んな本を見て、授業を計画していきます。
だから、やる中身は結構先生によってバラバラなんです。
算数ではJICAの教科書が全国に配布されたけれど、
まだまだ数が足りなかったり、届かなかったり。
そして、テキストがあっても、
それ通りにはじめから最後まではしないことが多いです。
いいところを参考として、先生達が独自に授業を作ることが
多いみたいです。
②コピー
教科書がないとどうなるか想像できますか??
そうです、ひたすら黒板のコピー。
そして、参考資料があってもそれをコピー。
先生達も色んな本からコピーしてきます。
だから、
子ども達は「考える場面」が極端に少ないんです。
②具体物
日本だと、研究授業などでは、
「どんな発問をして、どのように授業を進めて目標を達成させたか?」
が大事にされますが、
見たところ、
「どんな具体物を使うか?どんな活動をさせるか?」
だけに、焦点があてられています。
だから、自分にしてくる質問は、例えば
「図形の範囲ではどんな活動をさせて、どんな具体物を使うんだ?」
何を目標に何のためにさせるのか、がないんですよね。
③家庭?学校?
確かに、ニカラグアは日本に比べて貧しいです。
子ども達の中には学校の前後に手伝いで働いている子もいます。
また、貧しさゆえに筆記用具を買えない子ども達がいるのも事実です。
そして、進級できない子ども達や学校に来られない子ども達もいます。
しかし、
ちゃんと学校に来ているのに、勉強ができないと、
「ここの家は家庭でしっかり見てもらえてないから、
宿題をやってこないし、勉強ができないんだ。」
と出会った先生たちは口をそろえて言います。
それは、すべての子どものノートを点検しようとしないし、
間違っていてもあまり訂正しない様子を見て、
ちょっと納得してしまいました。
④人間形成
それでは、学校は何のためにあるんでしょう??
確かに、勉強を教えることも大事です。
でも、その前に
人との関わりを通して、一人の人間としての成長を
責任を持って見守り導くのが学校だと思っていました。
だから、いかに学級の雰囲気を作るかが大事なんですよね。
ここでは、
学校は朝の部、昼の部、時には夜の部があり、
先生達は子どもと同じ時間に来て、同じ時間に帰ります。
休み時間は少しで、45分授業6時間を詰め込みます。
そして、すぐに子ども達は帰ります。
だから、
学校の役割、先生の仕事は
「子どもに勉強を教えること」
なんだと思います。
かと言って、一つも悲観的にはとっていません。
まだたった3ヶ月での視点なので違う部分もあるのでしょうが、
まずは、先生達の考え、学校の現状を知らない限り
こちらが伝えたい言葉は机上の空論になるでしょうから。
さて、あなたなら何を一番伝えたいですか??
真剣に学ぶ子ども達、
一生懸命に授業する先生達に
何をはじめに伝えたらいいと思いますか??
何かあればぜひ、声を聞かせてください!!
by a-ri-sen
| 2008-10-12 07:26